ふるさと納税の寄附額2844億円、4年連続で過去最高を更新

今年3月までの1年間(平成28年度)のふるさと納税の寄附額は約2844億円にのぼり、前年度(約1653億円)の約1.7倍、寄附件数も約1271万件で前年度(約726万件)の約1.8倍となったことが、総務省が全ての地方団体(都道府県47団体、市区町村1741団体の計1788団体)を対象に実施した「ふるさと納税に関する現況調査」結果で明らかになった。寄附額は4年連続で過去最高を更新している。

ふるさと納税は、自分の生まれた故郷や応援したい自治体に対する寄附金のうち2000円を超える部分について、一定の上限まで、原則所得税・個人住民税から全額が控除される。寄附件数や寄附額が増加した背景には、寄附者に送る返礼品の充実に加え、平成27年度税制改正での個人住民税等が減税される寄附上限額の約2倍に引上げや、5つの自治体まで確定申告不要とする「ふるさと納税ワンストップ特例制度」の導入があるとみられる。

地方団体別にみると、受け取った寄附額が最も多かったのは「宮崎県都城市」で73億3300万円(寄附件数52.8万件)、次いで「長野県伊那市」72億500万円(同5.9万件)、「静岡県焼津市」51億2100万円(同23.1万件)、「宮崎県都農町」50億900万円(同25.7万件)、「佐賀県上峰町」45億7300万円(同27.2万件)、「熊本県熊本市」36億8600万円(同6.9万件)と続く。熊本市の寄附額は昨年の震災を機に前年度の86倍に膨らんだ。続きを読む

–「Tabisland」より-

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