仕事、日常生活ともにあらゆるものでデジタル化が進む中で、もちろん税理士業界も例外ではありません。
会計ソフト、申告ソフト、電子申告、管理会計や資金繰り表のExcel等、デジタルというよりIT化により業務効率が良くなっていることは間違いなく、数十年前に手書きの帳簿を処理をしていた時代は、正直想像ができません。。今の業務を手書きで処理するとなると、気が遠くなりそうです(笑)
とは言いましても、日常の記帳自体はアナログな作業ですし、また税務的な判断は税理士の最たる職務になりますが、それらもこの先10年も経てばAIに取って代わられるのかもしれません。AIが発達した世の中は一体どうなっているのだろう、今人間がこなしている仕事は大部分がAIに取って代わられるのではないか?そうなった場合はベーシックインカムを導入しない限りは資本主義経済が成り立たないのではないか?などと、たまに思います。
それはさておき、デジタル化が進む世の中、ここ数年アナログブームが起こっている分野があります。それは音楽です。
エジソンが発明した蓄音機から始まり、レコード、オープンリール、カセットテープと時代と共にアナログメディアが移り変わり、その後DATやMDのデジタルメディアも一部使われつつも、1980年代後半からはCDの全盛が続きました。またiTunes等での圧縮音源の購入も多く利用されていますが、最近はハイレゾというCDより収納キャパが大きい音源ファイルを配信サイトでダウンロード購入するスタイルや、月額固定のストリーミングサービスでの聴き放題が主流になっています。
ところが数年前からアメリカでレコード回帰ブームが始まり、メジャーなミュージシャンが続々とレコードで新譜を発売しています。また、レコードの後はカセットテープもごく一部のユーザーの間でブームになっており、人気歌手のジャスティンビーバーがアルバムをカセットで発売したことも話題になりました。その流れはそのまま日本にも来ており、CDの売上が減少し続ける中、レコードの売上は年々増加しているようです。
レコードプレーヤー
カセットデッキ
私自身アナログ音楽のファンですが、やはり音の生っぽさや厚みが全然違います。アナログの方が音がいいという主張にはいろいろ論争のある部分なので理由は控えますが、やはりデジタル技術が進歩してどれだけ原音を「0」・「1」でサンプリングする精度が高まったとしても、アナログには勝てないのかなーと思います。
日常生活と仕事においても、どれだけデジタル化(IT化)が進んだとしても、やはり最後は人対人で、お客様との信頼関係は究極的にアナログな部分ですので、これからもお客様に信頼され続ける質の高い仕事を提供していきたいと改めて思います。